日本ではごく一部の地域でご遺体を土葬で埋葬しているところもありますが、火葬が一般的でございます。
遺骨を納骨方法も地域によって違う
- お骨壺に入れて納骨室に納める
- お骨壺に入れず納骨室に納める
- お骨壺に入れずさらしなどの袋に入れて納骨室に納める
地域によって納骨方法は異なるにせよご遺体を埋葬するためには、埋葬証明書が必要になります。
また、死亡届けを提出する際は「死体火(葬)埋葬許可書証」の交付申請書を同時に提出して交付を受けてください。
交付された許可書を火葬場に提出し、火葬が終わると証印され返却されたのが「埋葬許可証」になります。
納骨を35日や49日で納骨をする地域もありますが、お墓建立後一周忌を目途に納骨する方が多いようです。
埋葬許可証の紛失に注意
新しくお墓を取得する場合、思いのほか時間がかかります。
埋葬許可証を紛失しないようご遺骨と一緒に保管しておくことをおすすめします。
ご遺骨を納骨するときは、お墓の管理者に墓地使用権利書と合わせて提出してください。
地域や寺院によっても納骨の日にちやお考えも様々です。本文はほんの一例をご紹介させていただきました。
どんなお悩みもプロとして適切にそしてお気持ちを汲んでご提案していきます。
寺澤
お墓参りの際、みなさまはどんなお花をお供えされますか?
お供えする花のことを、「供花(くげ)」や「仏花(ぶっか)」と呼びます。
手向けた美しい花を見ていると、こちらの心の中も清らかになっていくような気分になります。
お供えするお花は何が良いのか
お墓にお供えする花は、基本的に何をお供えしても大丈夫です。
(花の色は、白・紫・黄の三色を基調とすることが多いようです)
花屋の店頭でも良く見るお供えの代表的な花には、菊やユリ、カーネーション、リンドウなどがあります。
避けたほうが良いお花
- バラやアザミのようにトゲのある花
- 匂いや香りが強い花
- 毒がある花
他には、痛みやすいお花は避けたほうが良いかもしれません。
私がおすすめする一番の花は「故人の好きだったお花」です。
また、自宅の庭に咲いた花をお供えすることで、故人との思い出がよみがえるという事もあるのではないでしょうか。
まごころ価格ドットコムでは、さまざまなお問い合わせにお応えしております。
ご質問がございましたら、まごころ価格ドットコムの担当営業までご連絡ください!
今日もまごころ込めて、みなさまの「お墓」についてサポートいたします!
山本
お墓をつくったあとに、仏様がでるとお墓に納骨(お骨を入れる)とともにお墓本体や墓誌と呼ばれる板に戒名を彫刻します。お葬式が終わっていざ少し落ち着き、いざ納骨式となった際に意外と忘れがちなお墓への彫刻。そんなお墓への彫刻についてお墓ディレクターの私、本間がご説明します。
依頼から完了までの流れは?
- お墓の所在地と霊園名を確認する。
- 戒名(俗名)が書いてある位牌(白木の位牌)を準備する。
- 位牌に書いてある内容(表面・裏面)を石材店に伝えて、彫刻案の作成を依頼する。
- 石材店からの彫刻案の内容を確認する。
- 料金を支払う。
- お墓に彫刻。
以上が大まかな流れになります。
いかがでしょうか。依頼するまでにそんなに難しい部分はなかったと思います。
ここでお墓ディレクターからのおすすめです。「3.位牌に書いてある内容(表面・裏面)を石材店に伝えて、彫刻案の作成を依頼する。」の部分ですが、ついつい手書きで石材店に伝えがちですが、戒名は旧字や特別な文字を使用している場合があります。できれば、写真を撮って石材店に依頼することをおすすめします。
依頼してから完了までの期間はどれくらい?
石材店に依頼してから完了までおおよそ1ヶ月くらいかかる場合が多いようです。多くの皆様が四十九日に合わせて納骨されるようですので、納骨と合わせて彫刻も完了しておきたいとう方は戒名がわかり次第、早めに動かれた方がよいと思います。
金額はいくらくらいかかる?
戒名を彫刻する料金としてはおおよそ、3万円から5万円くらいが相場だと言われております。もちろん地域や石材店によってもことなりますので、依頼する前に必ず確認をしてください。大事なお墓のことであとあとトラブルになっては残念です。
以上、簡単にご説明させていただきましたが、いかがでしょうか。ご紹介させていただいた、内容をもとに後悔しない納骨や戒名彫刻にしていただければ幸いです。なお、ご不明な点がございましたらお気軽にお問い合わせください。お墓ディレクター、終活カウンセラーが皆様のお墓のご相談にのらせていただきます。
お墓ディレクター、終活カウンセラー
本間
最近では洋型のお墓も増えてまいりましたが、伝統的なデザインをご依頼いただくことも多くございます。
背の高い和型の他にも、五輪塔、宝篋印塔(ほうきょういんとう)、主に僧侶の墓塔として使われる無縫塔(むほうとう)などさまざまなデザインがあります。
今回は、その中の五輪塔について簡単にご紹介いたします。
五輪塔の意味
五輪塔は方形・円形・三角形・半月形・宝珠形の5つの石材を順に積み上げてつくります。
この形は、仏教でいうところの宇宙の五大要素を表現したもので、下から順に、地・水・火・風・空を表しています。
また一般的に、この五輪は人間の体の部分を表しているとも言われていて、下から「足・胸・胸・顔・頭」となっています。
五輪塔への彫刻
五輪塔への彫刻は、下から順に「ア・ヴァ・ラ・カ・キャ」という「梵字」(古代インドの文字=サンスクリット)を彫刻いたします。下から順に『地・水・火・風・空』の意味となります。
五輪塔のお墓は、死者を「成仏」させ、極楽浄土へ「往生」させるのが本来の意味と言われており、建てると、亡くなった方が極楽浄土に行けるという「ありがたい最高のお墓」とされています。
お墓参りに行った際にはぜひチェックしてみてください。
太田
お墓参りに持っていくロウソクの歴史などをご案内いたします。
ロウソクの歴史について
ロウソクの歴史はとても古く、日本の神様の中で最高神の地位を占める天照大神(あまてらす・おおみかみ)を祀る太陽信仰のころから使われてきたといわれています。
電気のまだない時代はロウソクが暗闇を明るく照らしてくれる貴重な存在でした。そのため、ロウソクは丁重に扱われ寺院や宮殿などで儀式に使用されてきました。
その時代から、ロウソクの暗闇を明るく照らす力は邪気を払い除けるものとして、周囲を浄化し幸運を呼ぶ力があると信じられてきました。
ロウソクを灯す意味
ロウソクの灯りには、ご先祖様と現世の私たちを結ぶための役割も担っていると言われています。
お盆やお彼岸の時期に、迎え火を焚くのはご先祖様が道に迷わず、スムーズに現世に帰ってこられるよう場所を教えるためのもの。
また、お墓参りの際にロウソクを点けるのは不浄を祓うだけでなく、お参りに来られた方々の表情を明るく照らし、ご先祖様に姿をよく見せるためでもあるようです。
お墓参りの際はお線香に火をつけるだけでなく、ぜひロウソクを使ってご先祖供養をしてみてはいかがでしょうか。
乙部